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2010年08月26日

北海道旅行記(2)

[ Category : 日々の出来事 ]

8月20日(金)

朝は7時30分頃に起きた。

このホテルの食事はなかなか高級で値段も高いようである。朝食1050円とかそんな感じだったと思う。
朝食にあまりお金をかけたくないということで、前日にコンビニでおにぎりなどを購入してそれを部屋で食べることにした。

午後から退会であるが、午前中は少し時間がある。
というわけで、札幌観光をしようということになった。

向かった先は、札幌時計台。
札幌市時計台
ここは元々札幌農学校の校舎だったようである。

時計台には、ボタンを押すと、デンマークとか、スイスとか、札幌など13箇所の時計台の音が聴ける機械があった。

また『時計台の鐘』という曲を作られた高階哲夫という人は富山県滑川市出身で、その功績をたたえて滑川市に時計台資料館があるというようなことが書かれていた。
そのことをTwitter でつぶやいたところ、滑川市出身の友人から、滑川市では正午になると市内の広域スピーカーから『時計台の鐘』の曲が流れるのだという情報をもらった。
帰ってからネットで調べてみると、楽譜も手に入ることが分かった。
時計台と文学、音楽

時計台の2階で札幌の水を飲んだ。富山の名水も美味しいが、札幌の水も非常に美味しい水だった。

時計台の職員の方から、最近エレベーターができたので是非乗ってほしいと勧められ、エレベーターに乗ることにした。
このエレベーターはガラス張りになっていて、外が見えるようになっている。窓ガラスは動かなくてエレベーターが動くので、窓を触っていると窓が動いているような感じがした。がちゃっという音がして到着した。変わったエレベーターでおもしろいエレベーターだった。

盲ろう者退会が行われるということで、時計台には盲ろうの方も何人かきておられ、何人かの方とお話をしたり、ソフトクリームを食べたりした。

それから、昼食はなにを食べようか?とまた相談して、せっかくだから札幌ラーメンを食べるということに決定。
ラーメン屋さんは非常に人気で、順番待ちをすることになった。

20年ほど前に富山のラーメン祭りというイベントがあって(今でもやってるけど)、1時間ほど順番待ちしてラーメンを食べたことを思い出した。
そのときに講話みたいのをやっていて、そこで話していた人が、「1時間も2時間も並んで、食べ終わるのはたったの10分」などとといっていたのを思い出した。

さて、順番がきて、いよいよラーメンを食べることに。
私はどちらかといえば塩ラーメンか醤油ラーメンが好きであるが、どうやら札幌は味噌ラーメンが美味しいようである。それならせっかくだからということで味噌ラーメンを食べることにした。
ラーメンは少し堅めだったが、非常に美味しかった。
飲み物は札幌のサイダーを飲んだ。

ラーメン屋さんでかなり待ったので、食べ終わったのは13時過ぎだった。
開会式は13時からなので、もう間に合わない。
ラーメンが美味しすぎて退会のことなどどうでもよくなったとか、開会式なんて来賓などが挨拶するだけでつまらんからさぼってやれ!!とか、そういうことを企んでわざと遅れたわけではないので念のため!!

ラーメン屋さんからホテルまでタクシーで移動した。そのときのタクシーの運転手さんの奥さんが富山県の氷見市出身だというような話が出た。それにしても、昨日からずいぶんと富山と北海道は繋がりがあるものだと感じた。

ホテルに戻ってPC 要約筆記を受けるためパソコンの準備をして会場に向かった。

既に開会式は始まっていて、来賓の方々などが挨拶されているところだった。
PC をセットして、繋がったころには既に開会式も終わりに近づき、連絡事項などが話されているところだった。

休憩があり、このあとは15時からスペシャル講演というものが行われた。世界盲ろう者連盟会長のレックス・グランティアという人の講演だそうだ。どんな話が聞けるか楽しみである。
でも私、デンマーク語なんて分からんぞ。デンマーク語勉強しておけばよかったかな。ああ、どうしよう!!
と思ってたら、どうも様子が変である。なんかよく分からんけど日本人みたいな人がしゃべっている!!
実は、レックスさんは体調を崩されて、日本に来られなくなってしまったそうだ。それで、替わりに日本の福島さんが講演することになったということらしい。

内容は、「2013年世界会議日本開催に向けて」ということで、2013年に日本で開催が予定されている盲ろう者の世界会議に向けてのこと、盲ろう者退会のことや、世界の盲ろう者のことなどである。
おもしろかったのが唇を触って口の形で読み取る人がいるという話だ。
そんなことできるんか?
こんなので読み取れるとは超能力者だと思った。
とにかく、世界は広く、いろんな人がいるのだということが分かった。そういった世界の盲ろう者と交流できる機会が、この世界大会なのだという。

さて、講演が終わって、暫く休憩があってから、18時から歓迎パーティーが行われた。
まず、地元の子供たちによる和太鼓の演奏。体に響いて、心臓が止まるかと思った(嘘)
それから丸罰クイズ。クイズは少し難しかった。最後まで残った人は景品がもらえたようである。
それから、お楽しみ抽選会。一人一人に番号が配られて、くじを引く係の人がくじを引いて、番号が一致した人がなにか景品をもらえるというものだ。
最後によさこい踊り。鳴子という振るとかたかたと音がするものを持って踊った。
あ、もちろん美味しい料理や飲み物もあった。

歓迎パーティーは20時30分頃に終わったが、そのあと、他県の盲ろうの方と話したりした。
ある盲ろう者の人と指点字で話していたら、「明日分科会なにに参加するか」と聞いてくるので、
「私は午前第2分科会、午後は第1分科会に参加する予定だ」
と応えたら、相手の人は
「午前から第1分科会に参加する。だからあなたも午前から第1分科会に参加しなさい。迎えにきてあげるから!!」
などと宣った!!
えー、迎えにくるの?!

ついでにいうと、迎えになんかこなかった。待ってたのに(笑)
もしかして本当にくるかもとか思ったけど、よく考えたら部屋どこかも伝えてないし、まあくるわけないか。
それにしても、指点字上手な人だった。私は向かい合わせになると左右が反対になるので読めないのだけど、相手の人は私の向かい側からの指点字も読んでくれるし、私に合わせてわざわざ向かい側から反対に打ってくれたりするし、ちょっと間違ってもちゃんと読み取ってくれたりした。なかなかすごいものである。私も反対側練習しようっと。

北海道の夜は少し寒いぐらいだ。昼間は少し暑いと感じることもあるが、朝夕は非常に涼しい。

部屋に戻ってから、ホテルの大浴場に入った。
露天風呂も付いていたが、空が見えるだけで外は見えないようだ。

温泉露天風呂|施設案内|札幌プリンスホテル

ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復に効果があるらしい。

というわけで、北海道の2日目が終了したのである。

(続)

投稿者 Dream : 2010年08月26日 18:59

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