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2010年06月29日

「理解型」と「納得型」

[ Category : プログラミング ]

#perl
最近『すぐわかる オブジェクト指向 Perl』という本を読んでいる。

私はちょっとしたデータ処理によくPerlというプログラミング言語を使うのだが、Perlの中でもリファレンスという機能を使いこなすのがどうも苦手だ。

リファレンスというのは、C言語のポインタのようなもので、データそのものを示すのではなく、データの格納されているメモリの位置というかアドレスを指し示してデータを参照する手法である。(こんな説明であってるんかな?)
それは何となく分かるのだが、それを実際に活用するとなると、どうもまだ活用しきれないでいる。

以前読んだ本には、リファレンスの説明は数ページ程度しか解説がなくて、これを読んでもさっぱり分からなかった。

しかし、今回読んでいる『すぐわかる オブジェクト指向 Perl』には、リファレンスの説明が具体例を挙げて100ページ以上使って、こってりと解説してある!!

おー、これなら理解できそうだという手応えを得た。
もちろん、オンラインPerl勉強会などで教えていただいたので、それで理解できたともいえるが。

ところで、この本の書評が小飼弾さんのブログに載っているのを読んでいて、なにかを学習するときには「理解型」と「納得型」という二つのタイプの人がいるという記述を読んで興味を引かれた。

(以下引用)

本書を読了後、少し反省した。何を反省したかというと、学習曲線について。というか、学習曲線の個人差について。

悪問だらけの大学入試」pp.156-157

 一つは私どもが「理解型」あるいは「肯定型」「予定調和型」とネーミングしているパターンであり、もう一つが「納得型」である。

 第一のパターンの理解型は教室で授業を受けるときや参考書を読むとき、すべてを頭から正しいものとして受け止め、肯定的に理解しようとする。たとえば先生がテスト問題を作り、問題に若干の誤りがあったとしても、「先生はきっとこういう問題を作ろうとしたのであろう」と肯定的に解釈し、素直に問題を解く。

 もう一つのパターンである納得型であるが、このタイプの人は一つ一つの事柄に対して、納得できないと気が済まない。大げさに言えば、森羅万象に照らして正しくなければ納得できない。

 問題にミスがあれば指摘する。授業中に疑問点があれば質問する。「こんな質問したら皆に変に思われないか」などの詮索はあまりしない。問題が解けないと、そこで膠着してしまってなかなか先へ進めない。所詮人間の作った問題だから予定調和的に......などという生活の知恵は働かない。

 しかしいったん納得できると喜びが体に満ち、勇気百倍して先へ進む。


これを読んで、自分のこれまでの体験を振り返ってみて、何となく自分は「納得型」かなーという気がしてきた。

例えばプログラミングの学習をしていて、どうしてそうなるのか分からないと先に進めなくなっしまう。
これまで何度かプログラミングに挑戦して挫折してきたがおそらくそれが原因だろう。

プログラミングの学習に限らず、世の中には、なぜそうなるのか分からないけどそうなるんだから仕方ないということはある。物事はあることが正しい前提で成り立っているという局面がある。もちろん、それが必ずしも正しいかというと、そうではない場合もあるのだが。

このブログでは、時々死後の世界や見えない世界について書いているが、今の社会というのは物質中心主義の考え方が主流である。目に見えるもの、物質、科学的なことが全てとされ、心霊の世界は宗教家か、頭の狂った人、現実を見ない人という風に揶揄される。

どちらが正しいか。

ここで明確な答えを出すことはできないが、世の中というのはある意味なにかが正しいことが前提の上に成り立っていて、全てを疑うとどうにもならなくなるということはあるのではないか。

などということを考えたのだが、プログラミングを学習するときは「理解型」で学習した方がいいのかな、ということをちょっと思ったりした。
しかし、だから『すぐわかる オブジェクト指向 Perl』は、納得型の私にも十分納得できるように細かく例を挙げて説明されていて、大変分かりやすい本だと感じた。

投稿者 Dream : 2010年06月29日 11:18

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