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2006年08月06日

ライトレールのアクセシビリティ

今度は4月にオープンしたライトレールの話です。実は、通勤でライトレールも利用しています。

富山ライトレール株式会社
上記が富山ライトレール株式会社のサイトになります。

富山ライトレール株式会社/時刻表

このサイトに時刻表が書かれています。PDF形式のファイルでもダウンロードできるようです。

ですが、問題に感じた点があります。
例えばこのページをご覧ください。

テーブル(表)になってるので音声で把握しにくい…ってのは仕方ないとして、問題は下記の部分です。

※ の列車は、越中中島止まりです。
赤色は2番線発車です。

「の列車は…」ってなんでしょうか?
赤色は2番線発車です。」と書かれていますが、通常の音声ブラウザでは色の確認ができません。従って「赤色は」と色で示されても音声では分からないんです。

ちなみに、HTML見れば分かりますけど…

<font color="#FF3333">赤色</font>は2番線発車です。

どうやらこの
<font color="#FF3333">~</font>
で囲まれている部分が赤色で表示されているようです。しかし、普通こんなことしてまで確認しませんよね。

ちなみに、携帯用の時刻表もあるようです。

いくらかは分かりやすいようですが

※ △印の列車は、越中中島止まりです。
赤色は、2番線発車です。

越中中島止まりの列車の時刻の先頭には△印がついているようです。これなら少し分かりやすいですね。読み上げソフトの記号読み機能をオンにしてお
けば何とか確認できます。

しかし、2番線発車はやはり赤色みたいですよ。

これに関して、Webアクセシビリティガイドラインに以下のように定められています。

ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 1.0


ガイドライン2. 色だけに依存しない

色を再現できない環境で表示しても、テキストやグラフィックスが理解できるようにするある情報を伝えるために色だけを利用している場合、特定の色を識別できない人やモノクロの画面を使用している人、ビジュアルな表示のできないディスプレイを使用している人などは、情報を受け取ることができなくなります。また、前景色と背景色の色相が非常に近いような場合、モノクロモニタで見ている人や色の識別が難しい人などに対して、十分なコントラストを与えることができません。

チェックポイント:
2.1  色によって表現されている全ての情報は、その色を再現できない環境でも得られるようにしておく(たとえば、前後関係やタグ付けなどによって)。[優先度1]
(以下省略)


このように色が識別できない環境においても情報が正しく伝わるように表現しなければならないことが示されているのです。

投稿者 Dream : 2006年08月06日 07:37

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