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先日の日曜日に放送された
● NHKスペシャル|グーグル革命の衝撃~あなたの人生を“検索”が変える~
情報化社会を考える上で大変参考になる内容だったと思います。
なおBS2で下記の日程で再放送があります。
■2007年 1月28日(日)
■午前10:00~午前10:51(51分)
[ステレオ] あなたのアンコール サンデー
NHKスペシャル「“グーグル革命”の衝撃~
あなたの人生を“検索”が変える~」
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/text/p.cgi?a=001&d=2007-01-28&c=12&e=5253
主なあらすじをまとめてみました。もし間違っているところがありましたらご指摘ください。
-- あらすじここから --
まずある若者が紹介されていました。
その人は夕食に何を食べるかなど生活に関わるあらゆることをグーグルの検索結果によって決めるといいます。
また収入までグーグルに頼っていて、月90万の収入をグーグルから得ているそうです。
その仕組みは、自分のホームページにグーグルから提供されるクリック型の広告を貼り付けるのです。ホームページに訪れた人がその広告を見てクリックされると1回に月40円というように課金され、それがグーグルから支払われるのです。
ちなみにその広告のことを「グーグルアドセンス」といいます。
グーグルは検索エンジンを無料で提供しています。それではこのグーグルという企業はいったいどこから収益を得ているのでしょうか?
それは「広告」です。企業から広告を募集してそれを検索結果画面に表示させることで、広告による収益を得ているのです。
この広告が、また通常の広告では考えられない効果があるのです。その仕組みは、検索キーワードに関連した広告を表示するというアイディアです。
例えば【朝顔】というキーワードで検索したとしましょう。すると花屋さんの広告が表示されるのです。【朝顔】というキーワードで検索してくる人は、朝顔の種を買いたいと思っているからです。ですから知りたい人に必要な広告を送ることが可能なので、広告効果がとても高いわけですね。
この広告料金はオークションで決定されます。例えば【朝顔】というキーワーに対して入札するとすると、A社が千円、B社が500円で入札したとしますね。するとA社の方が高いのでA社の広告を上位に表示するという仕組みです。
ちなみにこのような広告のことを「アドわー図広告」といいます。
グーグルはこのような広告で収入を得ているわけですが、その収益学は時価総額18兆円、ITの巨人マイクロソフトの地位を揺るがそうとするほどの莫大な収益を獲得する企業へと成長したのです!!
グーグルで検索したとき、上位に表示されたページのみが見られます。
例えば【朝顔】というキーワードで検索したとき、50万件のページがヒットしたとします。しかし実際にユーザーに見られるのは上位10件程度なのです。
そのため、企業は自社のホームページをグーグルの検索結果の上位に表示されることをねらって必死になっており、日々ページの改良に励んでいるのです。またホームページを製作する会社に莫大な資金を投じて、グーグルで上位に表示されるページの製作を依頼することもあります。
ちなみにこのようなマーケティングの手法を「サーチエンジンマーケティング(SEM)」といいます。
ではどうすればグーグルで上位表示できるのでしょうか?
例えば【朝顔】というキーワードで上位表示させたいとすると、【朝顔】という言葉をページに多く入れたりという感じです。
またグーグルでは、多くのページからリンクが貼られているページが有益な情報が書かれているページと見なしていて、そのページを上位に表示させるというようなことも行っています。
ちなみにこの仕組みを「リンクポピュアリティー」といいます。多くのページからリンクが貼られているページを「リンクポピュアリティーが高い」というように表現します。
しかし中には不正をするものも出てきています。むやみやたらにキーワードを羅列したり、不正にリンクを獲得したりするのです。
しかし、こういった不正を行っているページが上位に表示されてしまうのでは正しい検索結果が得られず、利用者が目的の情報にたどり着けなくなってしまいます。そこでグーグルでは、不正を行っているページの表示ランクを下げたり、検索結果から除外したりして、検索結果が正しく保たれる工夫を行っているのです。
しかし、この不正かどうかというのは非常に微妙な問題で、どこまでが大丈夫でどこからが不正と見なされるかはわからないのです。また検索のアルゴリズムは日々進化しているので、今日は大丈夫でも明日は不正と見なされてしまうかもしれないのです。
グーグルではその詳細を公開していません。中にはぎりぎりの線をねらって不正をはたらくものが後を絶たないのです。グーグルと企業の間で常にいたちごっこが行われています。
しかし、中には不正を行っていないにも関わらず、グーグルの検索結果から除外されてしまうページも出てきているのです。
ある企業ではグーグルの検索から除外されてしまったために、収益が7割も落ち込んでしまったのです。
しかしグーグルにその理由を求めても納得のいく説明が得られません。そのために裁判にまで発展してしまっているのです。
ちなみに、このようにグーグルの検索結果ら除外されたページのことを「グーグル八部」といいます。「村八分」って言葉がありますけど、それが語源になっています。
グーグルでは、「世界中の全ての情報を網羅する」という壮大なプロジェクトを掲げています。全ての情報とは、我々が普段の日常生活で使用するあらゆる情報のことです。
例えば新聞のニュース記事、書店で売られている書籍の内容、世界中の地図、地球上の衛星写真などです。
また我々に関わる個人情報までも含まれています。どういう人間なのか、今どこにいるのか…
そういったありとあらゆる情報をグーグルは集約しようとしているのです。
さて、これから我々はこういった情報化社会とどう向き合っていけばいいのでしょうか?
-- あらすじここまで --
おおよそこんな感じの内容だったと思います。
皆さんはこういう情報化社会をどう思いますか?
ちなみに最初の、「グーグルで月90万稼いでいる」とかいう若者のブログはこれだそうですよ!!
http://www.mobiletracker.net/
また画面を見てるといろいろ疑問があるみたいですねぇ。ここにいろいろ書かれています。
グーグル革命に出てきた人の携帯情報サイト :: Pocketstudio'z log
投稿者 Dream : 2007年01月25日 20:16
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