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2007年02月09日

不幸な機能

[ Category : その他 ]

初めてのPHP5
David Sklar 著
桑村 潤  廣川 類 訳
株式会社オライリー・ジャパン発行

この本は現在私がPHPプログラミングの勉強に使っている入門書だ。

内容はともかくとして、この本を読んでいてとてもおもしろい表現があるのを発見した。

7章 データベースに情報を保存
この中に次のような記述がある。

--

PHPには「魔法の引用符(Magic Quotes)」と呼ばれる不幸な機能があります。

--

普通『不便な機能』とか『困った機能』などといわないか。『不幸な機能』とは、また変わった表現だ。
こういうのは不幸というのか?

ちなみにこの本の原書は英語である。

Learning PHP 5
David Sklar

原文がどのようになっているのか知らないが、直訳したのだろうか。

『不幸な機能』 = "Unhappy function"
と書いてあったのかな?

それにしても『不幸になる機能』じゃなくてよかった!!
「このボタンを押すと不幸になります」

ところで全然関係ないけど、「障害者は不幸か?」っていう議論があるね。
「障害者は不便だけど不幸ではない。」
「いや、やっぱり不幸だろう」

私はこんなの議論しても意味がないと思う。
不幸というのは人それぞれ感じ方が違っていて基準というものがない。

例えば隣の家はお金持ちで豪邸だ。
でもうちは貧乏だから借家暮らしだ。
これも人によっては不幸と感じるかもしれないが、一方で住まいがあるだけまだ幸せだと感じるかもしれない。

また、みんなおやつをもらっているのに自分だけもらえない。これも不幸といえなくもない。

また、上記の本には、PHPの「魔法の引用符(Magic Quotes)」という機能は不幸だと書いてある!!
これって不幸と呼ぶのだろうか。不便と不幸とはなにが違うのか。

結局呼び方が違うだけではないのか。あるいは人によって同じ状況でも不幸だと思う人もいればそう思わない人もいる。

よって、こんなことを一々議論するだけ無駄だと思うのである!!

そういえば昔借りた点字本に書いてあったなぁ。あれは日本点字図書館の本だったと思う。
「不幸にして見ることの自由を失った盲人に…」
確かこんな文章。
30年ほど前の本だとはいえ日点ともあろうところがこういうことを書いているのだから、やはり盲人というのは不幸なのかもしれない…

投稿者 Dream : 2007年02月09日 02:09

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