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私は中学や高校のころ、ラジオから流れる曲をカセットテープに録音してコレクションするのが趣味でした。番組を聞いて好きな曲が入ると録音していました。こういうのは「エアチェック」というそうですね。
自分でリクエストを出すことはほとんどなく、好きな曲が流れるかどうかわからないのにずっと聞き続けて、好みの曲が流れそうになると録音ボタンを押して録音していました。
ちょっと席を外した隙に限って録音したかった曲が入ってたりして、戻ってきてからずいぶん悔しい思いもしました。
また、ボタンを押し損なって曲の頭が抜け落ちたりとか、
録音の途中でテープの残りがなくなって「バチン」といって切れたりとか、
曲の途中でDJがしゃべり始めて全曲録音できなかったりとか、
録音できたと思ったらヘッドが汚れてて、ステレオの片方の音が小さかったりとか…
とにかくいろんなアクシデントに見舞われました!!
でもあれがまたスリルがあっておもしろいんです。あれでうまく録音できて好きな曲が手に入ったときの喜びはもう言葉で言い表せないほどの最高の気分でした。
今のようにデジタルではないので、簡単にいい音で録音できるような環境ではありませんでした。ですから、カセットテープでどれだけいい音で録音できるかなんていう研究もしてましたね。
どこのメーカーのどのテープが音がいいだの、あのカセットデッキとこのテープは相性がいいだの悪いだの…
今覚えてるのが、TDKというメーカーの「AD」、「SR」、「SAX」、ソニーの「HF」、「US」なんていうカセットテープの型番ががありましたね。
私はTDKの「SR」が比較的好きでした。「SAX」はよかったけど、当時90分テープ1本1600円ぐらいしてて、学生の私には値段が高すぎてなかなか買えませんでした。
そういえば2時間のVHSビデオテープも1本2千円ぐらいしてましたね。この間買ったら10本1500円ぐらいで買えましたよ。ずいぶん安くなりましたね。
もうカセットテープやビデオの時代じゃないですね。MDやDATにしてももう古いのかな?デジタルオーディオプレイヤー、DVD、ハードディスクレコーダーなどが主流で、すっかりデジタルの時代ですね。
録音する人によって音が違うあのアナログの時代がなんとも懐かしいです。
私もエアチェックなどほとんどやらなくなりました。好きな曲が入るかわからないものを1時間も2時間も聞き続けるなんて、よくあんな暇なことしてたと思うぐらいです。学生だったから暇だったというのもありますけど!!
今はインターネットラジオなんか使うと自動的に曲ごとに分類してくれたりするソフトなんてのもありますしね。わざわざ録音したり止めたり、余分なところを消したりしなくてもいいんですね。
音もデジタルですから劣化しないですしね。カセットテープって何度も聞いてるとすり減ってきて音が悪くなってくるんです。
便利な世の中ですが、同時にあの喜びが味わえないのはちょっとつまらないような気もします。
投稿者 Dream : 2007年03月13日 22:03
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投稿者 itochan : 2007年03月25日 03:22