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先日、漢点字をやっている仲間数人で食事したときの話である。
Aさん:「テキストの漢点字を書き写して一覧表を作っているんですよ。」
といった。
Dream:「そんなの作ってるんだ。すごいね。一覧表あったら便利だね。Bさんも作ってるの?」
Bさん:「うん、一応ね。」
Dream:「え、Bさんも作ってるの?みんな作ってるのかな?」
Aさん:「わかりやすいように50音順に並べてますよ」
どうやら何もしてないのは私だけだということが判明!!それにしてもみんながんばってるんだなぁ。
Aさん:「何なら作った一覧表ありますから送りましょうか?」
Dream:「それは助かる。送って…」
ここで私の脳裏にあることがひらめいた。
それはコンピュータのプログラミングを学んでいたときのことである。当時私はプログラミングがなかなかマスターできずに悩んでいた。
どうやったらプログラムなんか書けるようになるんだろう?
それまでの私は単に本を読んだり、付属のサンプルプログラムをコピーして実行しているだけだった。
しかし、あるプログラミングの入門書にこんなことが書かれているのを読んだ。
「付録のCD-ROMには、各章のプログラムを参考のために添付しています。しかし、これを取り出して実行しているだけでは、プログラミングの学習にはなりません。
おすすめしたいのは、サンプルプログラムを自分でエディタに打ち込んでみて実行し、エラーが出た場合はその原因を考えていくという作業です。
最初は面倒だと思われるでしょうが、この作業を繰り返しながら、どこが間違っていたかを考えていくようにすると、『わかったつもりで実はわかっていなかった』という部分が明確になります。
プログラミングの学習には、試してみて → 間違えて → 考えて → もう一度試してみて、ということを繰り返しながら体で覚えていくのが、一番の近道なのです。」
これを読んで、今まではそんな作業は面倒だと考えていたことに気づいた。
それからは、本を見ながら自分でエディタに打ち込んでみるようにした。
最初は正しく打ち込んでいるはずなのにエラーが出る!!なんでや?本が間違っとるのか?腐った本やのー!!
そんなことが多かったが、よく見直してみるとスペルミスをしていたり、大文字と小文字を間違えていたり、,(コンマ)や;(セミコロン)を入れ忘れていたりなど以外と単純なミスをしていることに気づいた。
それを修正していくうちに
「あ、なるほど。ここにはコンマを書かないと駄目なんだ。だからエラーが出るんだ。」
というような新たな発見もあったりした。
そして苦労してプログラムが動いたくれたときは、何か一つのことを成し遂げたような気分で最高の気持ちだった。
そして、それを自分なりにアレンジして改良してみる。
すると、またエラーが続出して動かなくなる!!
しかし、それでもあきらめずに考えて手直しする。
すると、そのうち動くようになることもあるが、どうにもならずにあきらめてしまうこともある。
しかし、そうしていくうちに少しずつ書けるようになってくる。
今友達が親切に自分が苦労して作った漢点字の一覧表を送ってくれるといってくれた。それを利用すれば自分で作らなくてすむので楽だ。こんなありがたい話はない。
しかし、人が作った一覧表をただ利用するだけで本当に覚えられるのだろうか?
ここは面倒でも自分で作るべきなのではないか?自分で書いてみて体で覚えることが必要なのではないか?
そんなことを考えた。
そして出した結論は
「いや、せっかくだけどいいや。自分で作ってみる。送ってくれるのはそれからでいい。」
投稿者 Dream : 2007年04月24日 21:47
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