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2007年05月31日

役に立たない特技

[ Category : 自分史 ]

ブレちゃん[*]に『触読(しょくどく)スピードの計測』という機能がある。これは、点字を読むスピードを計測することができる機能だ。

[*] ケージーエス株式会社から発売さえている点字電子手帳「ブレイルメモ」のこと。BM24/46/BN46Xにこの機能がある。

先日、友人のAさんから「どのぐらいのスピードで読めるか」といういメールが届いた。
ちなみにAさんは中途失明、点字歴約3年で、この機能で計測してみたところ100マスちょっとだったそうだ。

ちょっとおもしろいそうだったので、試しに計測してみた。
結果は以下の通り。

●Dreamの計測結果

右手:毎分553マス
左手:毎分273マス

ちなみに、この機能はおそらくマス開けも1文字として計測しているような気がする。以前点字競技会でやったことがあるけど、文字数にして焼く300前後だったはずなのでこれは多すぎ。実際の文字数は上記の数字より少ないだろう。いくらスピードアップしてても400行ってないと思う。

私は小学1年ぐらいまで、点字は右手でしか読めなかった。しかし、ここで問題が発生した。
点字競技会に「写し書き」という競技がある。これは左手で紙に書かれた点字を読みながら、右手でそれを書き写すというものだ。右手でしか点字を読むことのできなかった私はここで困った。
「左手でも読めるようにせんにゃならんんあぁ」
そう思って左手で点字を読む練習をした。
その結果、左手でもそこそこ読めるようになった。
だから今では両手どちらの手でも点字を読むことができる。

しかし、写し書きのときはそれほど速く読む必要はない。右手で点字を書くスピードより速く読めれば十分なのだ。
点字を読むのは右手の方が得意だしいつも右手ばかり使っているので、左のスピードはやはり遅い。先ほどの結果でも2倍ほどの差が出ている。
左手で速く読もうとすると手が震えてうまく読めない。

ちなみに私には変な特技があって、上下逆さまでも点字を読むことができる。例えば向かい合って座っている人が読んでいる点字の本を、向かい側から手を出して読むことができるのだ。
いや、そんなことできたところで別に何の意味もないんだけど。

変な特技といえば、かなり前の話なのだが、カセットテープのメーカー名と種類を触っただけで当てることができるという特技も持っていた。例えば
「これはソニーの『HF』だ」とか
「TDKの『AD』だ」
「マクセルの『DK2』だ」
などという感じだ。
よく「何で触っただけでわかるんか」っていわれたけど、メーカーや種類によって手触りが微妙に違うのだ。
それからカセットテープを振ったときに出る「かたかた」という音も違った。あるテープは「ちきちき」という金属が触れあうような高いすんだ音がするし、あるテープは「ごちょごちょ」という濁ったような音がする。
そういった違いを記憶していたようだ。
もちろん今となってはできないし、カセットテープもモデルチェンジしている(カセットテープ自体終息している)ので、もうあの特技は何の役にも立っていない。

そういえばカップラーメンの種類の違いも触っただけでおおよその見当が付いた。
「あ、これは『本店の味』だ」
「『ドンべーきつねうどん』だな」

これも今ではほとんどできない。

それにしてもしょうもないことばっかり覚えとるなぁ!!

投稿者 Dream : 2007年05月31日 20:18

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