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2008年12月23日
ムチとボート
今年もやります！！
クリスマス恒例、勘違いシリーズ！！
ちなみにこれまでのは
さて、今回のは、クリスマスとはあんまり関係ありませんが、某メルマガを読んでいて思わず読み間違ってしまいました。
「どっちつかずには、ムチと棒とで百回ずつ。」
これはアラブの諺だそうです。
悪いことをした男が、「ムチで百たたき」か「棒で百たたき」か、どっちかの刑を選べと言われ、ムチを選びました。
しかし、ムチは想像以上に痛く、男は10回の時点で、「や、やっぱり棒でお願いします！」と言いました。
そのため、今度は棒でたたかれます。
しかし棒でたたかれるのも、痛さには変わりありません。
「ややや、やっぱりムチで！」
10回ごとに変更していたため、結果的にムチと棒で100回ずつたたかれてしまいました。
「決断せず、どっちつかずであいまいに生きていると、損をするよ」ということです。
参考:★セクシー心理学！★第393色～ハナとバナに抜かれた。アラブのことわざ [まぐまぐ！]
で、これで読んでてですね。
間違ってこう読んでしまったんです。
「どっちつかずには、ムチとボートで百回ずつ。」
「はぁ？ムチとボート？！！ボートってあの水の上走るやつ？ムチとボートって何の関係があるんだろう？ムチでボートをこぐのか！！」
アラブの昔話より、「ムチとボート」
昔々、あるところに、ムチとボートがあったんじゃと。
ある日のこと、ムチは川を渡って向こう岸に渡ろうとしたんじゃよ。
しかしだなぁ、ムチは泳げんじゃろ。
そこでじゃ。
ムチはボートに乗せてってもらうことにしたんじゃよ。
「ボートさん、私を向こう岸まで運んでくださいな。」
「いいですとも。さ、お乗りください。どうぞどうぞ。」
「いやー、かたじけない！！」
こうしてじゃ。ムチはボートに乗って向こう岸まで運んでもらうことになったんじゃ。
ところが、向こう岸までは遠いんじゃ。
ムチは短気でのー。ボートがあまりにも遅いのでいらいらしてきたんじゃ。
「えーいボート！！まだ着かんのか！！」
「ムチさん、そんなこといわないでくださいよ。私だって一生懸命に動いてるんですから。」
「えーい、うるさい！！速くしろ！！（バシ・バシ［ムチでたたく音］）」
「ひゃー、いたいい・たい！！ムチさん、やめてください。あんまりたたくとイタイイタイ病になるじゃないですか！！」
「えーい、速く速く！！速くしろ！！（バシ・バシ）」
「ひえーーーーーーーーーーー」
こうやってムチがボートをたたきつけるもんでのー。
とうとうボートはイタイイタイ病になってしまい、動けなくなって、沈んでしまったんじゃ。
当然ボートに乗っておったムチも、一緒に川の底に沈んでしまったんじゃ。
短気でわがままをいうと、結局自分自身も損をするというお話じゃ。
このお話は良い知識を与えてくれたじゃろ。
良い子は、無知でムチのようにならんようにな。
坊や、良い子だねん寝しな。
アラブの昔話おしまいじゃ。
投稿者 Dream : 2008年12月23日 21:57
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