Dreamのお好み情報箱

○取材の始まり

NHKから取材の申し込みがあったのは、４月１日のことでした。
４月１日…そう、『エイプリル・フール』の日なんです！！
最初エイプリル・フールの冗談かと思いました(笑)
４月2日にセンターで話を聞きたいということだったのですが、もし4月2日にセンターに行って
「あれはエイプリル・フールの嘘だったんだよーん！！騙された！！ぎゃははははーーー！！」
なんてなことになったらどうしようかと思いましたよ！！

それでも本当かもしれないので、騙されるかもしれないけど4月2日にセンターに行きました。
そしたら、NHKの記者らしい方がおられましたので、少し安心しました。
しかし
「いや待てよ。本当にこの人NHKの記者なんだろうか？NHKお記者だとかいってまた個人情報聞き出そうとしてる悪質な詐欺師なんじゃないだろうな！！」
などとまたまた心配になってきました！！
この間闇金業者の手口についての本を読んでいたこともあって、ちょっと疑り深くなってました！！
それでもまぁ、多分本物なんだろうと思って(別に根拠はないけど)、とりあえず取材に応じることにしました。

○主な取材日程

取材は、まず会の活動ということで、友の会の定例会(今月はお花見)と決まりました。
その他には、何か話し合ってるところを取材したいといわれるので、役員会と決まりました。
しかし、4月の役員会はすぐなので、5月の役員会を繰り上げて行うことになりました。
当初4月30日を予定していたのですが、放送が4月28日ということで、それじゃぁ間に合わないということになり、役員の日程など調整して4月21日と決まりました。
そして、役員会が終わったと、県庁を訪問して、それも取材することになりました。

それから、Dream個人的な活動も取材したいといわれるので、Bitsの勉強会と、しれからこれは正直いってとっても気が進まなかったのですが、Dreamの自宅での生活を取材されることになりました。
生活はねー。ちょっと…うーん。人には見せられない生活してるからなぁ(苦笑)これだけは勘弁してってな感じだったけど…
Bitsの勉強会の方はせっかく会の皆さんの勉強の時間を犠牲にしてもらったのに、10秒ぐらいしか放映されてなくて、何か申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あれだったらわざわざミニ講習会するんじゃなかったなー！！

○番組の感想

さて、そんな取材も終わり、いよいよ4月28日の夕方、富山県全域に向けて、人には見せられない、Dreamのプライベートな生活が、暴露されたのでありました！！(爆)
あーーーーーーー！！
これじゃぁもう富山には住めない！！
県外に引っ越すか！！

ってなことになったらどうしようかと、びくびく、どきどき、といった感じで、でも友の会の紹介だからきっと大丈夫…と自分を安心させながら、テレビは怖いけど、それでも気になるから、テレビを見ていました。

全体的に、やはり友の会の紹介というよりは、Dreamのイメージビデオみたいだと、他の人からもいわれました！！
確かにそんな感じの放送でした。
恐れていたことが現実に？
と、そこまではひどくなかったですね。
まーカメラがきていれば、こっちも意識しますからね。
盗撮だったら本当に困ったことになりますけど。
いやー、芸能人ってのも大変ですなー！！
などと思ってみたりして。

さてまじめな感想として、全体的によくできていたのではないかと思ってます。
盲ろう者を紹介したテレビ番組というと、普通触手話とか指点字とかコミュニケーション方法の紹介があるんですけど、この番組にはなかったですね。
それがちょっと変わってるかなぁという気がしないでもなかったです。
実は私が指点字をしているのを見て記者の方が「触手話」といっていたので、また番組中で指点字を触手話といって紹介するんじゃないかとひやひやしてたんですけど…それはなかったですね。
まぁ私の場合福島さんたちみたいに指点字がコミュニケーションの中心じゃないので、あえていう必要はなかったのかもしれませんけど。
でも、下手に誤解して伝えられるよりその方がよかったかとも思ってます。
今度なにかあったらまた取材したいという話もあったので、盲ろう者のコミュニケーション方法など突っ込んだ内容についてはちゃんと理解してもらってから報道してもらった方が、視聴者にちゃんと伝わっていいかなぁと思ってます。
結構間違って報道されてることが多いですからね。
そういう意味では、今回県内で盲ろう者について初めて取り上げた番組ということ、盲ろう者という存在を県民の皆さんに知っていただくという意図だということで、これでよかったんじゃないかなぁという感想を持ちました。
是非今後の繋げていたければと考えてます。

以上、取材を受けての感想と、番組の感想を書いてみました。
いろいろご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。