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2005年08月14日

霊界から見た視覚障害者

お盆ですね。

日本では、お盆になるとご先祖様が帰ってこられるといわれております。この時期はお墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。そこで今回はそのご先祖様が住んでいらっしゃる霊界のお話をしてみたいと思います。

以前に、『なぜ自分は障害者に生まれたのか』という記事を書きましたが、ここで少し触れている「シルバーバーチの霊訓」に視覚障害者を取り扱ったものがあることが分かりました。





シルバーバーチの霊訓〈11〉



潮文社



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上記のホンの「3章 心霊治療」の終わりの方に角膜移植の話が載っています。

ちなみに「シルバーバーチ」というのは、3前年前にこの地上で生活したという古代霊です。上記の本の1章にシルバーバーチの自己紹介が載っていますし、下記のページも参考になると思います。

シルバーバーチとは何者か

実はシルバーバーチに角膜移植の話が載っていることは、あるスピリチュアリズムに詳しい方に教えていただきました。その方からいただいたメールの一部を抜粋します。私が個人的に質問をして答えていただいたものですが、「霊界の人は障害者をどのように見ているか」ということが書かれていて非常に興味深いので紹介します。


Dream様が、シルバーバーチやニューズレターなどで霊的真理を学ばれていらっしゃるので、詳しくお答えしたいと思います。

盲人の方について、そのほとんどがカルマだと言えます。それでスピリチュアリズムに出会って霊的真理を知った人は、時の流れの中で、カルマによる病気を良い出来事と考えられるようになることが最もふさわしいことです。それは死後の世界があること、再生の事実があることなどを理解して、初めてそのような考え方が可能になります。

真理を知った方は、障害を持ったことを不幸ではないという自覚をする必要があります。不公平な扱いをすべきではないと自覚することが大切です。こうした内容を受け入れることによって、目が見えないということに対するハンデイへの考え方が変わるものです。霊的真理に対して確信があれば、障害を持ったことがどちらでもいいということになります。

目が見えないが故に、この世にまぎれることなく身を清く保てることができます。そして内面世界に目を向けられるようになります。霊的視点で見た時には、幸せなことなのです。霊界の人は、障害を持った人のことをこのように見ているのです。

Dream様には、ぜひ目が見えないことが幸せであったということを世の人々に発信していただきたいと思っています。

霊的真理を知った人は、もし治らない時にはじたばたせず、現実を静かに受け入れるべきです。そして、霊的な考え方をするよう努力することです。病気は治っても治らなくてもどちらでも良いと思えるようになることです。

今、霊的成長のためのベストの道が展開しているのだと思えることが大切です。何としても目の障害を治そうとするより、障害を持ったことを感謝で受け止められることこそ素晴らしいことです。

シルバーバーチに、角膜移植をして視力を取り戻した話が取り上げられていますが、それに対してシルバーバーチは、むしろ目が不自由な方が良かったという意味合いのことを述べています。これは霊的成長を考えた時には、むしろ盲人のままの方が良かったことを意味します。

Dream様には、どうか同じ障害を持った方に対して真の意味での霊的灯台になってあげてほしいのです。障害を持ったことは決して不幸ではないことを、人生をかけて人々に伝えるとするならば、Dream様が障害を持ったことによって健常者の何十、何百倍もの貢献をすることになります。

少し長くなってしまいましたが、これでDream様のご質問に対するお答えになると思います。今後ますますDream様が霊的真理で内面世界を深められますよう心からお祈り申しあげます。


ありがとうございます。

「目が見えないが故に、この世にまぎれることなく身を清く保てることができます。」

そんなもんでしょうか?目が見えるとか見えないとかに関わらず、そういう人もそうでない人もいるような気がするのですが…。

「シルバーバーチに、角膜移植をして視力を取り戻した話が取り上げられていますが、それに対してシルバーバーチは、むしろ目が不自由な方が良かったという意味合いのことを述べています。」

そんなこといってるんですか!!シルバーバーチって意地悪ですね(苦笑)。

それでは実際に霊訓で確認してみましょう。シルバーバーチの孝霊会に出席したある方からこのような質問が投げかけられています。

「角膜移植には反対ですか。霊的には何ら問題はないように思えますが…」

これに対してシルバーバーチは以下のように述べています。

「私は原則として臓器移植手術には反対です。他人のために自分の臓器を提供する方の誠意を疑うわけではありません。
(中略)

角膜の問題はとてもやっかいです。人間の苦痛に対して冷淡であるかに思われたくないのですが、時として失明の原因がカルマにあることがあります。なにもかもカルマのせいにしてしまうのは卑怯だと思われかねないことは私も承知しておりますが、地上でも、あるいは霊界でも、偶然にそうなったというものは一つもありません。因果律は絶対であり、ありとあらゆる出来事を規制しております。

目が見えないということも因果律の結果です。目の見えない人が角膜を移植してもらって見えるようになるということが、霊的に見て果たしてその人にとって良いことであるか否かは、一概に片づけられる問題ではなく、議論したら延々と続くことです。

身体的には良いことかもしれません。が、霊的には必ずしも良いこととはいえません。皆さんより長い人生体験を持つ霊界の存在という有利な立場から申し上げれば、もっとも大切なのは霊的に見て良いことかということです。」

いかがでしょうか。

「シルバーバーチは、むしろ目が不自由な方が良かったという意味合いのことを述べています。」

一概にそうとは読み取れないような気がするんですけどね~。

「目が見えないということも因果律の結果です。目の見えない人が角膜を移植してもらって見えるようになるということが、霊的に見て果たしてその人にとって良いことであるか否かは、一概に片づけられる問題ではなく、議論したら延々と続くことです。」

とシルバーバーチは述べています。つまり、場合によるので一概にはいえないということだと思います。

私の解釈では、その人の霊的な発達の程度によってそれが良い場合もあるし悪い場合もあるということなのだと思思うんです。

さて、このあとシルバーバーチは以下のようなことも述べています。

「カルマが絡んでいるものに限っての話であれば(中略)、角膜移植をしても視力は戻りません。」

ここでふと疑問に思ったことがあります。それは、近頃網膜色素変性症の治療とか、人工視力、再生医療などの研究が行われていますよね。もしカルマが絡んでいる場合は、医学が進歩してこういった治療法が確立されたとしても視力は戻らないのでしょうか?

また逆に、カルマを無視してこういった治療法で視力を取り戻した場合はどうなるのでしょうか?

シルバーバーチは、よく
「因果律は絶対で、変えることも、曲げることも、逃れることもできません。」
というようなことを繰り返し説いています。もしカルマを無視して視力を取り戻した場合、また別の病気で苦しめられたりするのでしょうか。

なお、「因果律は絶対」というのを聞いて、「人間の運命は決まっていていくら努力しても無駄」という風にとらえる方もいらっしゃるかもしれませんがそうではありません。シルバーバーチは
「人間にはある程度の自由意志が与えられている」
というようなことも述べています。この違いは微妙で私にはうまく説明できないので、詳しくお知りになりたい方は下記のサイトを参照されたり、霊訓を読まれることをおすすめします。

因果律・運命・自由意志

「なぜ自分が障害者に生まれたのか?」

今後も引き続きこの疑問を解明していきたいと思います。そして「障害者はどう生きるべきか」、「社会的障害者の立場は?」などについても考えていけたらと思います。この世的な視点ではなく、永遠的な視点である霊的視点で考える必要があるのではないでしょうか。

「霊的視点だと?Dreamは気違いになったのか!!」
「どこかの宗教にでも加盟してるのか?」

いいえ、正気です。また特に宗教には興味などありません。

ただ以前にも書いたように、人間はどこからきてどうなるのか、それが知りたいだけです。また、なぜ自分が障害者に生まれなければいけなかったのか。それを知りたいだけです。だからとりあえず霊的真理を読んでスピリチュアリズムの勉強をしてみることにしました。

「シルバーバーチの霊訓」は、人類史上最高の真理です。スピリチュアリズムは地球人類を救う、霊界上げての大プロジェクトで、シルバーバーチの霊訓はその目的のためにもたらされたものだからです。

もしあなたの魂がそれを受け入れられる段階まできているなら、必ず感動するはずです。是非一度お読みになることをおすすめいたします。

投稿者 Dream : 2005年08月14日 08:44

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ちょっと古い話題ですが、霊界から見た視覚障害者(Dreamのお好み情報箱)からの感想。この記事の内容は概ね以下の内容でした。「『目が見えないが故に、身を清く保て... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年08月25日 02:05

コメント

>目が見えないが故に、この世にまぎれることなく身を清く保てることができます。そして内面世界に目を向けられるようになります。霊的視点で見た時には、幸せなことなのです。

との意見ですね。

「目が見えないのは過去の償い」という考え方を持って生きるよりは積極的な生き方でしょうね。

これと同じようなことをヘレン・ケラーが語っています。

「私は自分の身体的障害を、どんな意味でも神罰だとか不慮の事故であるとか思いこんだことは一度もありません。
もしそんな考え方をしていたら、私は障害を克服することはできなかったはずです」
(『ヘレン・ケラー 光の中へ』 島田 恵 訳 高橋 和夫 監修 P190)

「あらゆる種類の障害は、当人がみずからを開発して真の自由を獲得するように勇気づけるための、愛のむちということになります」
(同 P191)

「あらゆる障害は無関心という眼帯をはぎとってくれます。それによって私たちは他人が運んでいる重荷を正視し、憐れみの心の指示に従がいながら彼らを助けることを学ぶようになるのです」 (同 P192)

「眼が見えず、耳が聞こえない者にとって、霊の世界を想像するのは難しいことではありません」 (同 P208―P209)

「内的感覚は―お望みなら“神秘的”感覚と呼んでもいいのですが―見えざるもののヴィジョンを私に与えてくれます。
私の神秘的世界は、私がまだ“見た”こともない木々や雲や渦巻く流れなどのある可憐な世界です。
眼が見える友人たちにとっては何もないところに、私はしばしば美しい花や小鳥や笑いさざめく子供たちを感じ取ります。
彼らはいぶかしそうに、私が「海にも陸にもけっしてなかったような光」を見ているのだと言いはります。
けれども、彼らの人生にかくもたくさんの不毛の地があるのは、彼らの神秘的感覚が眠っているためだということを、私は知っています」
(同 P209)

ヘレン・ケラーは「霊的感覚」と「肉体的感覚の障害」とは何のかかわりもないと語っています。

これが、先のメールの人が述べていた「障害者のほうが内面世界に眼を向けられる」ということなのでしょうね。

ヘレン・ケラーはスウェーデンボルグの著書からこのような霊的光明を受け取ったと語っています。

Dreamさんにとって、スピリチュアリズムの書がそうなるといですね。

投稿者 アラム : 2007年03月22日 07:22

引用書籍の出版社名を忘れていました。

『へれん・ケラー 光の中へ』 ヘレン・ケラー 著 鳥田 恵 訳 高橋 和夫 監修 めるくまーる です。

「鳥田」を「島田」と間違えていました。訂正いたします。

投稿者 アラム : 2007年03月23日 08:08

Dreamさん、初めまして。パピヨンと申します。

生まれつき障害がありまして、なぜ自分がこうまで苦しい人生を送らなければならないのか、とても納得がいきませんでしたが、シルバーバーチの本に出会って、人生観が大きく変わりました。

「実在するものと実在しないものの区別をつけよう。まるで現実のように見えるけど、この地上での人生は、霊界での永遠の人生の中での、ほんの短い夢のようなもの、自分の魂の底力を引き出すための夢のようなものだ。人生で大切なことは成長すること、それだけだ」と自分に言い聞かせています。

シルバーバーチについてインターネットで調べていたころ、心霊学研究所の掲示板でDREAMさんのお名前を拝見したことがあります。心霊治療を受けられたことがありますよね。

私はたまたま『リコネクション』という本を読んだり、インターネットで情報を調べて知ったのですが、「リコネクティブ・ヒーリング」というものがありまして、一度受けたことがあります。その人に取って必要な癒しが受け取れるというもので、どんな効果があるかは人それぞれで予測が出来ないもののようです。「良い結果を出すためには、結果を期待してはいけない」とのことです。ヒーリングというものを受ける人というのは何かしらの治療効果を期待して受けるわけですから、難しいことですね。

私がリコネクティブ・ヒーリングをしてもらったときには、磁石の同じ極同士をくっつけようとすると起きる、反発力で押されるような感じ、周囲の空間が歪むような感じでした。頭やお腹などがビクビク震えました。特に治療効果のようなものは実感していないのですが、インチキではなく、実在するものだということは確かなように思います。『リコネクション』の著者によれば、人によっては劇的な治療効果を得る人もいるそうですので、もしかしたら、Dreamさんにも、何かしらの効果があるかもしれません。

投稿者 パピヨン [TypeKey Profile Page] : 2007年09月08日 20:58

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