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2006年10月13日

視覚障害者への福音、電子書籍の自動読み上げに消極姿勢の出版社

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【視覚障害者への福音、電子書籍の自動読み上げに消極姿勢の出版社】
という記事がASCII24に掲載されていました。
視覚障害者への福音、電子書籍の自動読み上げに消極姿勢の出版社

電子書籍ビューアー『T-Time』を開発する(株)ボイジャーが、自動音声読み上げに12日から対応すると発表したという記事です。
これは(株)アルファシステムズの電子音声読み上げソフト、『電子かたりべプレーヤー』を別途インストールすることで、理想書店、パピレス、楽天ダウンロード、グーテンベルク21などのサイトで販売されている“.book(どっとブック)”形式の電子書籍を音声読み上げできるというものです。視覚障害者や視力の弱い高齢者など、全国で約100万人と言われる“読書障害者”を主な対象としているとのことです。

しかし、問題があるようです。
実はこのシステム、出版社と著作者が読み上げを許可した書籍でないと音声読み上げさせることができないようになっているんです。しかも出版社側が消極的で、3割から4割程度の出版社が消極的な姿勢を示しているそうです。

確かに著作権などの問題があるのでいろいろ難しいんですよね。私も以前どうしても読みたい本があって、出版社にテキストデータの提供をお願いしたことがあるのですが、著作権の問題でなかなか受け入れられてもらえなかった体験があります。

障害者の読書権を優先するか、それとも著作権を優先するか。
どちらも大事で難しい問題です。

とはいってもいくらか読み上げできるみたいですので、興味のある方はお試しください。

T-Timeダウンロードページ
電子かたりべ.COM
ボイジャー側のニュースリリース

ところで、音声読み上げできるやつとそうでないやつって購入前に区別できるようになってるのかな。買ってから読めなかったってなったら最悪!!

投稿者 Dream : 2006年10月13日 21:05

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