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7月の終わりから8月にかけて、15市町村回ってきました。
その記事が毎日新聞に掲載されましたので紹介しておきます。
毎日新聞 10月8日付
「盲ろう者:ほとんどの市町村、実態分からず 富山友の会、担当課回り調査」
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◇理解広めよう--把握は4市町の6人
視覚と聴覚に重複して障害を持つ「盲ろう者」の実態を把握しようと、富山盲ろう者友の会の九曜弘次郎会長(34)が、県内の全15市町村の担当課を回って調査を行った。「調べたことがない」などの反応が多く、4市町で計6人しか把握していないことが分かった。九曜会長は「盲ろう者について知らない担当者も多かった。広報誌に友の会について掲載してもらうなど、盲ろう者への理解を広めるため協力を求めていきたい」と話している。【蒔田備憲】
県によると、障害者手帳で視覚と聴覚に重複して障害を持っている人の数は、県内で約150人となる。しかし「盲ろう者」という枠組みでの統計はないため、生活実態や必要な支援などは把握されていない。
同会が把握している県内の盲ろう者は九曜会長を含めて2人だけ。そのため同会は詳しい実態を調べ、友の会への参加を呼びかける足がかりにしようと、7月から8月にかけ、県内15市町村の障害福祉担当課を訪問し、聞き取り調査を実施。県聴覚障害者協会の石倉義則理事長も同行した。
九曜会長によると、富山市、高岡市など10市町村が「把握していない」との回答だった。「調べたが、いるかどうか分からなかった」という回答も1町(立山町)であったが、ほとんどの市町村で把握できていないことが明らかになった。
一方、1人でも把握できていると答えたのは、氷見、滑川、朝日、上市の4市町。個人情報保護法が壁となり、同会が担当課から直接当事者の連絡先を聞くことはできなかったが、滑川市は「友の会の案内やパンフレットなどを(当事者に)届けることができるかもしれない。市の広報でも周知はできる」と協力に積極的な姿勢だったという。
九曜会長は「本人からの連絡を待つしかないが、通訳・介護者の派遣を必要としている人は多いはず。市町村の協力も得ながらコンタクトを取り、支援していきたい」と意気込んでいる。
また調査結果について「市町村によって認知度にかなり差があった。調査に意欲的な担当者もいたので、今回の訪問が(盲ろう者支援の)きっかけになってほしい」と話している。
毎日新聞 2009年10月8日 地方版
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投稿者 Dream : 2009年10月08日 22:53
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