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2012年05月21日

iPhone4Sと点字ディスプレイを接続してみる

昨年の10月頃でしたか、特定非営利活動法人 視聴覚二重障害者福祉センター すまいるが発行しているメールマガジン『はーとふる・すまいる!』に、「iPhone4が点字ピンディスプレイで使用可能に!」という記事が載っていました。
その中で

 iPhone4は点字ピンディスプレイに対応していましたが、日本語では使用できませんでした。この度、日本語にも対応、点字ディスプレイに出力できることを確認しました。

と書かれていて、ずっと気になっていました。

先日、私が所属している、視覚障害者向けのPCボランティア団体の
定例勉強会が行われたのですが、そこにiPhone 4Sを持っている人が参加してきましたので、ブレイルセンスプラスと接続させてもらうことができました。

iPhoneを使っている知人の視覚障害者などからは
「日本語点字は全く対応していない」
という風に聞いていましたので、正直あまり期待せず、アルファベットの部分だけでも表示されればいいかな? ぐらいの気持ちで実験を行いました。

iPhone 4Sとブレイルセンスを、ブルートゥース・シリアルで接続し、ブレイルセンスのメニューから【ユーティリティ】 → 【スクリーンリーダー ターミナル】を起動します。
これで準備完了。

確かに最初のうちは日本語の部分が文字化けしてさっぱり表示されませんでした。
「やっぱり駄目か」
と思っていたのですが…

iPhone側で言語設定のところかな?
私が実際に操作したわけではないのであまり詳しくわからないのですが、どこかそのあたりを変更していると…
突然「ホーム ボタン」などと日本語が現れました!!
最初日本語点字が表示されたとき、ブレイルセンス側のタスクが切り替わって、なにか別のメニューでも表示しているのではないかと疑ったのですが、
「ひらくには、だぶるたっぷ します」
という文字が読めましたので、これはあきらかにiPhoneからの情報を表示していることがわかりました。

ただ、漢字についてはかなり問題があるようで
「設定」が「もーける さだめる」と表示してみたり、
「時計」が「とき はかる」、
「電話」が「うさぎ はなす」などと表示していました。

メモ帳を起動すると、カーソル表示が現れました。
ただ実際に入力した文字がきちんと現れるのかについては確認できませんでした。
他には、Safariというウェブブラウザで、Google検索するところなど点字で読ませてもらいました。

実用的に使うにはまだまだ改良の余地があると思いますが、日本語は全く表示されないと思っていましたので、多少表示されるだけでも感激しました!!
すまいるの情報はあながち間違いでもなかったようです。

今後もっと改良されて、将来盲ろう者がiPhoneなどのスマートホンが使える日がくればいいなあと思いました。
【参考URL】

アップル - アクセシビリティ - iPhone - 視覚に障がいのある方に。
サポートしているブライユ点字ディスプレイのリスト(英語)

投稿者 Dream : 2012年05月21日 21:54

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